ベース日記

ベースについてあれこれ
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メールを通じてのStambaughベースのカスタムオーダー

 Stambaughのベースに興味もった方のために、自分がオーダーした際のいくつかのポイントを纏めてみた。時間の経過に伴って変わる可能性があるので、不明な点はメールで制作者のChris氏本人に聞いてみることをお勧めする。気さくな方なのでどんな疑問にも答えてくれるよ。

まず気になるであろう価格。こちらのpricingの項目を見ていただければ弦の本数、ボルトオン/セット・スルーネックの基本価格や有料/無料オプションについて記載があるので参照されたし。僕のベースの場合だと6弦セットネックだったので2600ドル+Stellartone90ドル+パールインレイ250ドル(送料は別途かかるが、ハードケースは付属)。よっぽど特殊な仕様にならない限りこの基本価格+オプション分の範疇になるので、送料込みで3000〜3500ドル前後ぐらいになるはず。本日時点の為替レートだと3500ドルでも265,000円ぐらいだからカスタムベースとしてはかなりのお買い得感があるかと……。支払いはオーダー時に送料を除いた価格の50%、発送時に残りの50%+送料の2回に分ける。Paypalが使えたのがとても楽ちんだったけど、レートが1、2円ぐらい高くなるんだよね。

楽器の仕様は、多分コミュニケーションが伝わる限りどんな要求にも応えてくれるはず。これまでに製作したベース(の、ほんの一部)の写真が見られるので、こちらも参考にどうぞ。ふつうのジャズベっぽい形状から驚異の11弦までなんでもアリ。最初に「こんなのつくってほしいんだけど……」とスペックを書いた相談メールを送れば、そこから可否や詳細についてのメールの往復が何回か有り、お互い合意すれば製作に入る、といった流れになる。

納期はChris氏のその時々の忙しさにもよるかとは思う。僕の場合オーダーからちょうど1年かかった。最初の仕様決めのメールは毎日返信があって、いざ製作に入ったらぱったり音信不通(こちらからメールしても応答がなかったり)になり、連絡は1〜2ヶ月に1回ぐらいの頻度に。でも震災後には身を案じてくれたメールをくれたり、放射線は大丈夫か、怖くないか?なんて心配してくれたりもしたので、ほったらかしにされているわけではなく、純粋に製作に集中していただけなのだと思われる。なおよくこまめに製作途中の写真を送ってくれるビルダーもいるけど、Chris氏はそういうタイプではないので、完成を心待ちにしている側としてはちょっと寂しくもある。

おおまかにはこんなところ。最後に、これを読んでいるほとんどの人はエントリのタイトル通りメールベースのコミュニケーションでのオーダーを検討していると思われるが、まだあまり経験がない方に、僕が過去に出来上がってから「あれっ」と思ったことがあったり、気をつけている箇所についていくつかお伝えする。

 ・指板のR
   →特に欧州系ビルダーは真っ平らになる
 ・重量
   →音を重視した木材の組み合わせにこだわるあまり死ぬほど重くなったり
 ・フレットのサイズ
   →好みのサイズを伝えよう
 ・ボディやネックの厚さ/薄さ、形状
   →好みを伝えよう
 ・弦のゲージ
   →これに合わせてナットや弦高、オクターブなどかなりこまかく
    セットアップしてくれるのできちんと伝えよう
 ・ナット側の弦間ピッチ
   →ブリッジ側だけではなく
 ・ピックアップの高さ
   →ランプも依頼した場合など特に

楽器は手先で触れて扱う繊細なものなので、制作者や代理店の人に直接会って会話したりサンプルの楽器を実際に触らせてもらいながら仕様を決めるのが本来あるべき姿。海外にメールだけでオーダーせざるを得ない場合には、伝達漏れや言語の壁なでど想像していたとおりにならないリスクもある……というのを是非念頭に置いて、イメージに近い画像や出したい音に近い音源や動画を送ったりしながらイメージを伝える努力も忘れずに!
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Stambaugh SC6 その2

Stambaugh SC6
前エントリのつづき。今回は新しいSC6の外観各部を紹介してみたいと思う。まずはボディから。シングルカットなのは5弦と同様だけど、ぱっと見なんだかわからないトップ材、じつはこれもウォルナットなのだ。もともと5弦同様にブラックウォルナットをお願いしていたところ、同じウォルナットでもこの franquette walnut というのがオススメだという。通常の木材仕入れルートには滅多に流通せず、なんとクルミ農家から直に仕入れた、とのこと。こういうエピソードに弱い。Wow! Beautiful! などと稚拙な英語で返信をしつつこの材での製作をお願いをしたのだった。

Stambaugh SC6バック材はサペリマホガニー。ボディの厚みは5弦と比べて若干薄くなっていて、チェンバード構造と相まってやや軽く仕上がっている。このチェンバード構造を最大限活かすこと、ミディアムスケールによるテンション不足を解消すること、また調達しやすいロングスケール弦の利用を狙って、弦の裏通しができるようにしてもらった。なお、ボディをチェンバード構造にしたことによって一点だけ制約が出来てしまって、セットネックのジョイント部を稼ぐためにスルーネックの5弦とくらべてカッタウェイが狭くなってしまった。そのためハイポジションで演奏する際に親指をネック裏に当てられず、けっこう弾きにくい。まあこればっかりは仕方ないと割り切るしかない。スティーヴ・ベイリーの奏法を参考に乗り切ることにする。

Stambaugh SC6指板も5弦と同じマッカーサーエボニー。フィンガーランプの表面とノブも指板に合わせた材が使われていた。Elrickのウェンジ指板だとチョーキング時にたまに爪が指板の孔に引っかかったりして気になってたんだけど、エボニーは密度が高くて表面もツルツルしているのでその心配も解消。インレイはやっぱりあったほうがなにかと便利なので、ブロック型で入れてもらっている。ドットより視認性がいいし、見た目もメリハリが出ていい感じになった。

Stambaugh SC6ボリュートがふっくらしていてかわいいネック裏。ネックの形状は5弦とくらべてずいぶんとゴツくなっていて、メインのネック材であるアッシュも重めのものが使われているせいか楽器全体の重量は増している。これは制作者に確認したわけではないので、おそらくではあるが、スケールが短い楽器で低音を出すための意図的な工夫なんだと思う。比重の重い材で構成されたネックと軽いボディで楽器の鳴りを得る……って、どこかで聞いたことあると思ったらばすてくだ。

次回は出音の印象など。つづく。

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Stambaugh SC6

Stambaugh SC6
しばらく機材を追加することもなく穏やかな日々を過ごしていたれど、やっぱり増えちゃったのでひさしぶりにここに書いてみる。また買ったのか……と思う人もいるだろうが、日頃僕が愛読しているあのブログの方とかこのブログの方に比べればたいしたことはないじゃないか。

今回新しく機材ラインナップに追加したのは、現在5弦フレットレスも持っているStambaughの6弦。手持ちの5弦をベースに6弦をカスタムオーダーしたのだ。Elrick 6弦のピックアップをケントアームストロングに換えてからは音もパワーも申し分なくもっぱらメインに使っていたものの、徐々に35インチスケールを弾くのがきついと感じ始めていたのが契機。僕は比較的高めの位置にベースを構えるので、ローポジションを弾くときはおのずと脇が空いて腕を伸ばした状態になる。その状態のままで弾き続けなければいけない曲が続くとこれがほんとに疲れる……ええ、持久力なくて悪かったね。

Stambaugh SC6
そこで「じゃあスケールの短い楽器ならそんなに腕を伸ばさないでも済むよね」と短絡的に思いつく。現にEB3やミニベースはそのあたりがとても快適だし。そこからショートやミディアムスケールの6弦を探したものの滅多に出回ってないし、これはいいかもと思えたやつは買おうか検討している間に売れちゃうし、それならオーダーしちゃうほうが早いかな、と。

というわけで先述のとおり5弦フレットレスをベースにデザインや木材はそのまま、以下のとおりの新しい仕様とすることにした。

  ・フレットレス→24フレット
  ・5弦→6弦
  ・ソリッド→チェンバードボディ
  ・スルーネック→セットネック(チェンバードに伴って)
  ・ABM製→Hipshot製のブリッジ
  ・Aero x 1→Kent Armstrong x 2ピックアップ
  ・3バンドアクティブ→パッシブ 1Vol、1Bal、1Stellartone
  ・ピエゾ→なし
  ・裏通し(ロングスケール弦を使いたいので)

この内容でStambaugh氏にメールで連絡してみたところ、30インチでは低音が不足するだろうということでオススメに従って32インチにしたぐらいであっさり仕様確定。そのまま製作に入ってもらうことになったのがちょうど昨年10月のこと。

長くなるのでつづく
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tumblrをメインに更新予定

ベースに関して気になる事柄は多々あるものの、その多くはいちいちブログに綴るまでの内容でもなく、かといって記憶が風化するものもったいないのでtumblrをつかうことにした。気になったこと、思い出したこと、拾ったものなどのベースネタや音楽ネタを適当にメモ。


ここは長文を書きたくなったらまた使う予定。
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「バンドの花形=ベース」に異論続出

    bootsy-1.jpg
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20100618-00002658-r25&c=04

 アメーバブログのユーザーにブログネタを提供する『クチコミつながり』に「バンドで好きなパートは何?」という質問が出されたが、そのアンケート結果が、ネット界で話題を呼んでいる。

このアンケートには、ブロガーから計1万3257件の回答が寄せられ、結果はなんとベース(28.6%)が1位に。以下「2位 ボーカル(23.6%)」「3位 ドラム(21.5%)」「4位 ギター(18.4%)」だった。ベースに寄せられた声を見てみると、

「自分がやるなら断然ベース」
「だってかっこいいバンドはベースがかっこいいもん!」
「あの重低音めっちゃ大好き」
「『ベース』の良し悪しが好き嫌いの分かれ目になることが多い」

などの意見が。

しかし、どちらかといえば「縁の下の力持ち」的な存在のベースが一番人気という結果に、意外性を覚えるネットユーザーも多かったようで、議論の的に。2ちゃんねるの「芸スポ板」にこの件に関するスレッドが立てられると、

「ベースなんてギターが弾けないヘタクソが仕方なくやるもの」
「ジャンケンに負けた奴が担当するもの ベース キャッチャー ゴールキーパー」
「人気があっちゃいかんパートなんだが」

と、アンケート結果を疑う声や

「地味なところに目を付ける俺カコイイ」
「目立たず堅実にって感じか」
「ベースって草食系のにおいがするな」

と、冷静に分析する意見、さらに

「けいおん信者の組織票だろ」
「澪ちゃん(編集註:『けいおん!』のキャラ。ベース担当)効果だな」

と『けいおん!』の影響も指摘され、この「1位ベース事件」は700件以上の書き込みを呼び込んだ。

なお、この調査で一番不人気だったパートはキーボード(3.8%)。「キーボード」を選んだ人は、ほかのパートとは異なり「自分が弾けるから」という理由が圧倒的に多かった。

一般人(?)も巻き込んだベースの存在についての貴重な議論、なのでメモ。(注:写真はまったく関係ありません)
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Compact Bass サウンドクリップ

compactbass.jpgCompact Bassを適当に弾いたものを録音してみた。軽くて安っぽい音だけどちゃんとJB系の音だし、チューニングキーとブリッジをゴトー製に替えたこともあって歯切れは元々の状態より格段に良くなった。スラップとかでもっとパーカッシブにペチペチ弾くぶんには悪くなさそう。スラップ出来ないけど。
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ベース工房

日本ではあまりメジャーではないと思われるベース工房。まだまだ面白そうなベースがたくさんあるなあ。ウェブサイトすらないような、欧州の、特に東欧のベースとか見てみたい弾いてみたい。

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Prometeus Ahab 6 strings 35" singlecut その3

家のMicroMarkで音出しをしてみたので、どんな音かはこちらを聴いていただければ。前半はブリッジピックアップのみ、後半はネックピックアップのみ。ボリューム、トーンはともにフルテン。ベースからアンプへはモンスターケーブル一本で直結。MicroMarkはボリュームのみ、VPFは0の状態。
   

音源のみ無料アップロードできるサイトがいまいち見つからなかったので、映像無しでyoutubeに。録音は不慣れで、なんだか楽器屋での試奏でがんばりすぎる人みたいになってしまった。
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Prometeus Ahab 6 strings 35" singlecut その2

写真左はセットネック構造の接合部分。24フレットまでストレスなく手が届くようになっている。このオヴァンコールネックがいわゆるかまぼこ型になっていてネック裏が平べったい。親指をぺたっと押さえながら弾いたときの感触が、材質と相まってアンティークのダイニングテーブルのような触り心地でとても気持ちが良く、メイプルやパドゥクネックにはなかった新鮮な感じ。しかも立派なクォーターソウンなのだ。ボディのサペリもいい杢がでてる。

指板はアールがまったくないフラットが標準だそうで、製作者にもそれを強く薦められたものの、どうしてもアール付きで慣れてしまった左手にフラット指板は中央部分が凹んでいるかのように錯覚してしまうため、20Rでの製作を依頼。最初はすんなりと納得してもらえず「20Rなんて平らも同然、そんなわずかなアールを付ける意味がない」「うーん、でも.045の弦と.042のわずかな違いでも分かるよね?手や指ってそれぐらい繊細だし」みたいなやりとりを数日間かけて行い、その甲斐あって最後は快く引き受けてくれた。後日、諸事情によりほぼ目測でつくったらしくて「多分22Rぐらいになっちゃったー」と連絡があったけど……(弾いた感じは違和感はまったくないので大丈夫だった)。こういうこだわりの強さと大雑把さが同居するあたりがイタリア人らしいというか、実に興味深い。

ヘッドの大きさを大幅に縮小するためにロゴがボディ側に配置されている。ちなみにブランド名のPrometeusはギリシア神話に登場するプロメテウスに由来し、プロメテウスが神々のものだった火を人間に分け与えたように、高額になりがちで一部の人にしか手が出せないカスタムハンドメイドベースを、もっと手頃な価格で多くのベースプレイヤーに提供したい、という思いが込められているとのこと。価格は仕入れのコストダウンで抑えるのではなく、イイ材を使いながら徹底的にシンプルに仕上げることで実現しているっていうのもとても好感が持てる。

ヘッドの先端にはシリアルと完成年月日が刻印されている。39番、3月10日完成。アンティーク雑貨みたいで面白い。

さて肝心の出音については次のエントリへつづく。ベース日記始まって以来初の音源アップロードに挑戦。

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Prometeus Ahab 6 strings 35" singlecut

昨年後半からElrick6弦のサブとなるベースを探していて、持ち替えても違和感がないように6弦の35インチスケール&19mmピッチを条件に物色していたものの、なかなかぴたっとくる出物に巡り会えず(特に価格面で)。同じElrickなら持ち替えにまったく問題はないがそれはそれであまりに工夫がないし。

それならいっそのことオーダーしてしまえ!というわけで今回はイタリアの若き青年Armando Pugliese氏が手がけるPrometeus Guitarsに製作を依頼した。メールで意見交換をしながら仕様を決めつつ出来上がったのが写真のベース。スペックは以下のとおり:

  スケール:35インチ
  フレット数:24
  ピックアップ:FireKeeper(オリジナル)ハムバッカー x 2
  コントロール:2vol 1tone
  ハードウェア:Hipshot製(ブラック)
  ボディ:サペリ
  ネック:オヴァンコール
  指板:パドゥク

届いてみたら、ジャンボフレットで頼んだはずがなぜかマンドリンフレットだったという謎はあったものの、その他はほぼ完璧でなかなか素晴らしい出来。

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